指揮者の外山です。少しパイプオルガンの紹介をしてみたいと思 います。
(僕もオルガンはかじった程度なので、あまり自信がありませんが)

Q1 パイプオルガンって、どんな楽器なのでしょうか。
Q2 何であんなに大量のパイプがあるのでしょうか。
Q3 なぜ鍵盤が2段あるのでしょうか。
Q4 なぜパイプオルガンが必要なのでしょうか。

A3:パイプオルガン最大の弱点は、音量 の調節ができない事です。オルガンの鍵盤は、パイプに向けた空気の流れの「ON/OFF」を切り替えるスイッチのようなものです。ですから「空気を送り込む」事は出来ても、「やや弱めに送り込む」「とても強く送り込む」という事はできないのです。
これを克服するために祇園教会のオルガンは、オルガンの中にもう1つ小さなオルガンを作り、それを音の遮断性の良い箱に入れてあるのです。その箱には開閉するシャッター(よろい戸)がついていて、その シャッターを開閉させる事によって音量を調節できるシステムになっています。その箱入りオルガン(スウェルと言います)を操作する鍵盤が上の鍵盤。基本になっているオルガン(グランドオルガンと言います)を操作する鍵盤が下の鍵盤。グランドオルガンの音量 は当然調節できません。祇園のオルガンのスウェルは外から見えませんが、お隣の観音町教会のオルガンのスウェルは外から見えたと思います。音楽が強くなって行くのに合わせてシャッターがスーッと開いて行く光景は、なかなか面 白いものですよ(あまりカッコ良いものではありませんが)。
外から見れば1つに見えるオルガンですが、実は二つのオルガンが組み合わさっているのです。だから鍵盤も二段必要なのです。ちなみに祇園のオルガンは、スウェルに柔らかい音色、グランドオルガンに強い音色が割り当てられています。