指揮者の外山です。少しパイプオルガンの紹介をしてみたいと思 います。
(僕もオルガンはかじった程度なので、あまり自信がありませんが)

Q1 パイプオルガンって、どんな楽器なのでしょうか。
Q2 何であんなに大量のパイプがあるのでしょうか。
Q3 なぜ鍵盤が2段あるのでしょうか。
Q4 なぜパイプオルガンが必要なのでしょうか。

A2:オルガンのパイプ数は、単純に考えれば音数×音色数で決まります。例 えば、ドレミファソラシドという1オクターブを見てみます。音数はド〜ドで8つですね。じゃあパイプ数は8本で良いかというと、そうではありません。パイプオルガンは音色を選べます。フルートのような柔らかい音から、トランペットのように強烈な音まで。では、例えば「フルート」「オーボエ」「クラリネット」「ファゴット」という4つの音色を持っていたとしましょう。そうすると、「フルートの音色でドの音を出すパイプ」「オーボエの音色でドの音を出すパイプ」「クラリネットの…」と、ドの音だけで4つのパイプが必要になります。そうすると、その4つの音色で1オクターブをカバーするには、8(音数)×4(音色数)=32本のパイプが必要になるのです。
例えば「フルートの音を出すド〜ドのパイプのグループ」を、「フルートのパイプ列」と言います。どのパイプ列に音を送り込むかを選ぶ装置を「ストップ」と言います(通 常「ストップ」という単語は、音色そのものを指して使われます)。ですから、ストップ数の多いオルガンほど、パイプの数も多く巨大なのです。このストップ選びは、オルガニストにとって指や足の技術と同じくらい重要なものです。祇園教会のオルガンのストップは左右に5〜6個ずつしかないのでそんなに難しくありませんが、巨大なオルガンは100個以上のストップを持つものもあります。そうすると一体何本のパイプが必要なのでしょうね。