神の燃える光と愛は

 公募のテーマは「聖霊-今殉教を生きるとは」だったのですが、唯一「殉教者」という単語が入った作品です。内容は非常にスケールが大きく力強いもので、これは間違いなく「火」のイメージです。4曲の中では唯一短調からの借用和音も利用し、力強さを出そうと工夫しました。何節で歌い終わろうが、何回繰り返そうが、曲の終わりには「聖霊よ、来たれ」が必ず来るように、D.C.のある三部形式を採用しています。 途中meno mossoでテンポが少し落ちますが、これは基本となるリズム動機が8分音符メインになりますので、4分音符メインであった前のブロックと同じテンポで歌うと、早口言葉のように感じてしまうからです。しかしこの副産物的なテンポの変化ですが、「殉教者の」の辺りからaccel.して「炎と命を受け継ぐ教会に」をa tempoで歌い、そのエネルギーを維持したまま「聖霊よ」に戻ると、非常に力強く、また妙に説得力があるように感じます。会衆全員で歌う聖歌でテンポの変化というのはなかなか難しいものですが、少し意識していただけたらまた違った印象になるかも知れません。

外山 愛

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