感謝の讃歌(2)―典礼の中で―

(2)-1
 ミサの第2部である「感謝の典礼」は、叙唱への招きの中にあるように「心を込めて神を仰ぎ、賛美と感謝を捧げる」ものです。奉納(供え物の用意)と奉納祈願が終わると、司祭によって叙唱 が唱えられます。叙唱は、「これから私たちは何について賛美と感謝を捧げるか」という説明であり、宣言です。そして叙唱は(いくつかバリエーションがありますが)次のように結ばれます。

「神の威光をあがめ、権能を敬う全ての天使と共に、わたしたちもあなたの栄光を終わりなくほめ歌います。」

 この言葉によって、感謝の賛歌の意味はハッキリします。感謝の賛歌は、叙唱によって唱えられた神の愛と恵みの業に対する私たち人類の感謝の歌なのです。そして私たちが感謝の賛歌を歌う時、天使たちも共に歌っているのです。天使の歌と人間の歌がミックスされている歌詞の構成 は、その事をシンボリックに表しています。

【外山 愛】