思い起こせば、聖歌隊に入って5年近くになると思います。しかし私は楽譜が読めません。楽譜の読めない私ですが、歌うことは幼少より好きだったみたいです。今はお気に入りの小椋佳の曲を何度も聞き返しながら覚えています。主旋律と言うのですか、メロディと言うのでしょうか?  今までは歌い方は一種類でした。ところが祇園カトリック教会聖歌隊は基本的に『混声四部』という編成を取っています。『女性高音(ソプラノ)』『女性低音(アルト)』『男性高音(テノール)』『男性低音(バス》の4種類のパートでハーモニーを作ります。
  それが聖歌隊に入るまもなく先輩から、「田村さん、バスをやって下さい!」以前から聞いた事のある言葉、バス!「バスですか?」とわたし。歌劇などで恰幅の良い男性が腹の底からうなる様に発している低い声? 五線譜の中でヘ音記号のドレミのドの位 置はト音記号のドの位置と変わるのです。ドレミの位置を探りながらの練習になります。カトリック典礼聖歌や詩篇を歌うとき、詩が祈りに通 じ自分の魂にふれる様になるまでには時間を要します。「楽譜が読めなければ、耳で覚えればいい」「不必要な声などはないのです。神様から与えられたそれぞれの声の特性を生かして美しいハーモニーを創り、神様を賛美するためにそれを用いる。とても美しい行為だと思います」とは、最近、指導者の外山さんから伺った話です。確かに、CDなどで聞く混声四部の歌声は素晴らしいハーモニーで私の心に感動を与えてくれます。
  ここまでやってこれたのは、もちろん温かい仲間の存在です。辛抱強く我慢をして付き合ってくれる先生方と仲間に“感謝”です。  今では、仲間たちと共有できる時間が生きがいの一つになっています。
「神に感謝」